第2代宇宙戦艦ヤマト 完成レポート


第2代宇宙戦艦ヤマト 完成レポート



 どうもお久しぶりのKITTです。
今回はアミューズメント景品、タイトーの「宇宙戦艦ヤマト復活篇 1/590 スーパーメカニクスヤマト」
をベースに過去に作ったグレートヤマトをパーツとして使用して改造しました。
その結果、グレートヤマトはすでに現存していないということになります。
使えるパーツは可能な限り移植しましたがどうしようもない艦体部分のパーツの殆どは破棄することになりました。

移植したパーツは主に上甲板の建造物になり、他には波動砲の装甲シャッターです。艦底部のフィンは全て薄く加工したスーパーメカニクスの物を使っています。上甲板の自動航法装置のドームのアンテナだけは移植しています。



第2代宇宙戦艦ヤマト

 おなじみ正面からの写真。艦体部分はほぼ未改造でパーティングラインを消したり
凹モールドで表現されていたゲーム版と共通した補強板のような装飾と錨マークを
0.12mmプラシートで表現したのみです。波動砲のライフリングは手を加えていません。
迂闊に手を出して形を壊したくなかったからです。
 初代のモデルと比べるとサイズ比での横幅と高さは狭いです。
そのため横幅自体はあまり変わらずとも縦に縮んでいるのででっぷりして見えます。



第2代宇宙戦艦ヤマト

 横から。縦と横はほぼ変わらないとはいえ、全長は大幅に延長されているので
今までのモデルの欠点だった全長が短く見えるという現象は完全に無くなりスタイリッシュになっています。
ですがスケールの大きく異なる1/700の艦橋を移植したため艦橋は小さく、
主砲ははっきり言って全然大きさが足らないので大型化しています。



第2代宇宙戦艦ヤマト

 後ろから。ノズルの表現は今まで通りですが、
奥行きがケタ違いなので光が入らず暗くなってます。
……喫水上と同じ色に塗り直した方が良いかも。ノズルは基本的に未加工です。



第2代宇宙戦艦ヤマト

 主翼を追加した正面からの写真です。完成初期には存在せず、
後から追加した装備です。元々ヤマトの主翼はギミック的にはともかく
外見的にはダサいと思っていた時期が長かったのですが、
最近展開状態での良さがわかるようになりました。
開くと水上艇としての印象が薄まって宇宙船っぽくなるんですよね。
ある意味スペースシャトル的な感じと言いますか。
 一応復活篇でも装備はしているようなので
(絵コンテ等を見る限りでは従来と同じ形)旧キットから移植して再現しています。



第2代宇宙戦艦ヤマト

 主翼を展開した状態で後ろから。



第2代宇宙戦艦ヤマト

 主翼の付け根。御覧の通り本体とは真鍮棒で繋いでいます。
軸は主翼側に通し、本体にピンバイスで穴を開けています。
喫水線部分に開口しているので目立たないようにはしています。



第2代宇宙戦艦ヤマト

 主翼展開斜め後方から。
主翼開いてこの角度だと地球からの発進という趣でしょうか。絵になります。



第2代宇宙戦艦ヤマト

 パルスレーザー群。
基本的には初代の最終バージョン同様砲身を旧キットから移植して延長してあります。
砲身の角度も下げていますが角度の違いは特典キットに合わせてあります。
 追加箇所として副砲の前後左右に増設しています。
またグレートの段階で特典キットの小型2連装パルスレーザーを一部損失していたので
旧キットの物を加工して混ぜています。
今回はグレートをベースにした関係で煙突両脇のパルスレーザーも小型2連装になっています。



第2代宇宙戦艦ヤマト

 艦橋部。基本的な加工は初代モデルと同じですが、
艦橋の窓は異なっていて、パテで埋めてから表面をならして、
窓枠を0.3mmプラ板を差し込む形で再現しています。
たまたまカッターノコの刃の幅がそうだったから出来たことですが、
おかげで窓の曲線をそれなりに綺麗に作れました。



第2代宇宙戦艦ヤマト

 錨マーク。0.12mmプラシートで表現していますが、
元々艦体に書かれていた物をトレーシングペーパーで型取りして下の部分を切り出して、
丸の部分はポンチで抜いてから艦体に張り付けてピンバイスで開口して表現しています。
 筆で書くよりも形はしっかりしていると思います。



第2代宇宙戦艦ヤマト

 主砲。基本はグレートからの再改造です。
1度砲身と砲室を分解してから砲室を形状修正しながら横に(上だけ)
左右合わせて0.6mm広げ、後ろに1mm延長、上部のフェアリング状のパーツは例によってパテで削り出し。
 砲身は防盾の処で後ろに1mm延長、砲身の付け根で3mm延長しています。
防盾の延長は前方に伸ばすためでなく砲室に深く食い込ませるための物なので
砲室側も延長分だけ切り込みを深くしています。
 軸は真鍮棒ですが防盾の後ろ上側ぎりぎりの位置に通すことで
砲身の上下とターレット部分の干渉を抑えています。最大で50度くらいまで上がります。
 測距儀はスクラッチで、カメラ部分はリベットパーツでの表現にしています。
砲室との支柱部分だけはキットから加工して流用しています。
 副砲はグレートの段階でオリジナルの砲身を壊してしまっていたので
防盾部分だけを再利用して砲身は旧キットとスーパーメカニクスモデルの物を組み合わせて延長してあります。
正確には計測していませんが1mm程度だと思います。
 砲室部分は左右合わせて1.2mm幅増ししつつ復活篇の砲室特有の段差も付けてあります。
流石にモールドは掘れませんでしたが。



第2代宇宙戦艦ヤマト

 カタパルト。特典キットからの移植ですがカタパルトの後部に1mmプラ棒と0.3mmプラ板を組み合わせて
造形を追加、土台の部分を新造してあります。稼働軸の部分はリベット表現用のパーツを使っています。



第2代宇宙戦艦ヤマト

 主砲のアクション。毎度おなじみの構図ですね。



第2代宇宙戦艦ヤマト

 新旧の復活篇モデル比較。右側が新型になります。



第2代宇宙戦艦ヤマト

 新旧比較。奥の方が旧モデルです。



第2代宇宙戦艦ヤマト

 新旧比較。左が新型です。




 流石に艦体部分に関しては傑作と評されたアミューズメントモデルを流用したので
細かな修正を加えるだけでかなりの完成度になりました。
こうしてみると全長以外は私のスクラッチ作品も良い出来だったみたいですね。
 今回艦体色はかなり青を強くしてあります。
イメージとしてはアクエリアスの氷塊から発つヤマト、
というところでしょうか。シーブルーを基本にニュートラルグレーを混ぜて作った物です。
グレーは、ニュートラルグレーだったと思います。
 今回はかなり満足のいく品が作れたので今後このモデルはメンテナンス程度で加工しなくても良さそうです。


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