Ｇファルコンユニットガンダムダブルエックス改修記 その２
まずは収納形態の斜め上から。キットのままだとガンダムを二枚重ねにしたよりも分厚くなるのですが、改修によってだいぶ薄くなっています。Ｇファルコンのボリュームの調整によりより戦闘機らしくなった気もしますが、基のデザインが戦闘機らしからぬと言えてしまうのでまあご愛嬌ですね。
真上から。サテライトキャノンの延長と拡散ビーム砲とリフレクターの延長により全長のバランスと横へのボリューム不足を解消。
キットのままだとダブルエックスがおまけに見えるバランスなので。
真横から。それなりに薄いことが見て取れると思います。ネット上のレビューサイトによっては未加工の写真があると思うので、そちらを参考にしていただければどれほど加工したかお分かりになると思います。
裏側。ガンダムの上半身は丸見えです。とても大気圏再突入用のカプセル代わりには見えません。
ちなみにＡパーツは本来ダブルエックスの肩間接の付け根にはめ込むのですが、この改修によってそれが出来なくなってしまったのでここではバックパックのサテライトシステムの接続ブロックに尾翼を噛ませています。保持力は全然ありません。結果、Ａパーツが想定よりも背中に寄ってしまいました。
ついでにだいぶ薄くした影響でかなりきつきつです。塗装後この形態をとらしたら色が移りそうで無茶苦茶怖いです。ついでに原作みたいにシールドとライフルを保持したままでは収まりませんぜ旦那。
うん、もう少し余裕を持たせとけば良かった。
ＭＳ形態正面から。未塗装状態なのでぶっちゃけダサいです。でもキットのままはさらに上を行きます。
Ａパーツの縮小により人型としてのバランスは格段に良くなっています。Ｂパーツを延長したので延長した拡散ビーム砲でも砲身が肩の少し後ろ程度までしかありませんが、あまり肩より前に出ていても不恰好であると悟ったのでこのバランスで決まりです。
真横から。とても自立出来ないので写真ではつっかえ棒を即席で作っています。現在はキット付属のスタンド兼エネルギーパックを改修して取り付けていますが、すみません、写真撮影を忘れました（汗）。
つい最近までジャスティスガンダムのリフターのようにガンダムに密着するような改造を繰り返していたのですが、最終的にＬＭ１／１４４と同じように後ろに延長してガンダムと同じようにガンダムから離して一体化させるよりは半ば独立させるバランスにしました。
こうすると、ガンダムとＧファルコンの間に適度な“間”が生まれてごちゃごちゃした印象が改善されて逆にバランスよく見えるから不思議です。
逆に詰めるとＧファルコンが戦闘機からただの強化パーツに成り下がってしまうので飛行形態をとらせた時に妙にごちゃつくと言うか、スリムさが無いパーツなのにガンダムに密着しているので見苦しくなってしまうのですが、適度に離れたことでガンダムのラインを崩すことなくＧファルコンのラインも生きるので、「バランス悪！」って言いたくなるこの長さが丁度良いみたいです。
まあ、元々空戦か空間戦闘に特化した状態ですからね。少なくとも殴り合いや鍔迫り合いや地上戦をやるような機体ではありませんし。ある意味では特化した分他を犠牲にして性能を伸ばした形態ですかね。
後ろから。見ての通りガンダムを収納する部分はスカスカです。が、Ｇファイターと異なり内部ではなくユニットの空間に収めるため、「エンジン納まらんだろ？」とか「中身スカスカすぎ」という微笑ましい（笑）悪さはある意味ありません。
何せ支援戦闘機ですからね。カーゴの部分をこういう形で露出させても悪くは無いでしょう。サンダーバード２号やミデアを戦闘機に修正したようなもんです（笑）。
サテライトキャノンの正面から。未塗装なので背景に溶け込んでリフレクターの判別が辛い罠（爆）。色塗ってないので本当にみずぼらしい。
この時「もしかして失敗したかなあ……」とか結構マジに考えたのは余談ということで（核爆）。塗ったら普通に格好良いですよ？
横から。サテライトキャノンが長過ぎてかなり食み出し気味。サテライトキャノンの延長とＧファルコンの延長で厚みがすごい事に。
しかし、Ｇファルコンの縦の厚みを減少させて力強さを増した拡散ビーム砲の恩赦でバランスはむしろ良くなっているのがこの機体の凄いとこ。
デザイナーの人、最初は馬鹿にして悪かった（平謝り）。ガンダムダブルエックス本体が厳ついようで意外とシンプルな造詣だからこそこの完成度になったのだと実感してます。
なにせこれを原案に厳つさを増したオリジナル機はごちゃごちゃし過ぎて「スーパー戦隊のロボット」みたいになっちゃってダサかったですし。ある意味シンプルと情報大盛りの融合がなされた機体。
