新生宇宙戦艦ヤマトVer.3製作記 〜その3〜







 「おばあちゃんが言っていた。俺の進化は光よりも速い。全宇宙の誰も俺の進化にはついてこれない!」  
By.仮面ライダーカブト(天道総司)






ってな出だしから始まりました新生宇宙戦艦ヤマトVol.3です! いえ、上のはあくまでネタですよ。

 完成して半年も経たない内に2度に渡る大規模な改修を施され、大幅に生まれ変わったヤマトです。
初期の頃はPVとチラシ以外にデータが殆どなく、HW2009でおおよその形はわかった物の当時は改修する予定が無く,
とりあえずは形にする方向で形になり、その後劇中イメージ再現を目論んで1度目の改修を行うも形状などの違いは
DVDでの視聴でより明確になり、2度目の大改修に繋がりました。

 基本的な形状はVol.2から変更がありませんが筋彫りの修正を主体としつつ、
メインノズルの形状変更に主砲室など細部に渡る変更を行いました。

 結果、自分の書いている小説用の設定で追加したディティールは全て廃止する形となり、純復活篇仕様に。

 本当は「DVD見たら以外と違ってた。悔しいから波動砲とメインノズルだけでも修正する!」って
息巻いて作業してたんですが、作業完了して写真も撮って原文も送って一仕事終わったぜ! 
って構えてたら事故でパテ層が一部剥離。「Gyaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaa!!」ってノリで修正兼ねて,
予てから直したいと思っていた筋彫りの修正と映像とのすり合わせを行いました。
記憶が新しい今の内だからこその作業です。発売待ってたら作業開始は7月末になっちゃいますからね。



新生ヤマト製作
 まずはお馴染真横から。まあ殆ど変化は見られないと思いますが筋彫り修正に伴って
喫水のラインが変わった事はご理解頂けると思います。他にも錨マーク直下のフェアリングも位置を少し下げています。
 また波動砲の形状も修正したので前に比べるとえぐれが減少している事がわかると思います。
前のがえぐれ過ぎてました。作業の関係上ライフリングが発射口の縁に届かなくなってしまったので,
思い切って全てのライフリングを縁からある程度離れたところで終わるように修正。
結果的には新生ヤマト的に正しい状態になりました。本音はライフリングの延長がたるかったから。
だってプラ板切り出して延長して修正は難しいし(切り出した素材と元々付いている素材とのサイズの違い)、
かと言って剥がして付け直すと内側パテで修正したり瞬着で付けてるから内部の処理1からやり直しになるんです。
 ハンドメイドは厳しい。



新生ヤマト製作

 正面から。変更点は殆ど見受けられませんがメインノズルの尾翼位置を変更したので相応の変化がわかると思います。
今回は画質を犠牲にしてでも艦体のボリュームを正確に伝えたかったのでロングアングルからの撮影を敢行しています。
ご覧の通りのボリュームで、僅かに錨マーク下のフェアリングとメインノズルの尾翼が見えるはずです。
復活篇ヤマトはロングアングルからではこれが見えると正しい。もう少し近づくと見えなくなり、
少しでも上から見下ろすと全く見えません。表情豊かです。



新生ヤマト製作

 後ろから。メインノズルは過去最低の口径となり、
あのヤマトのボリューム感を引きたてています。ついでに斜め下に突き出している2枚の尾翼は角度を下げて,
取り付け位置も下げました。
そのため取り外し不可の接着式になってしまったので今後の取り扱いに注意が必要になりました。
 当初は「でかい方が良い」と短絡的に考えたものですが、制作者の拘りを感じ取ってからは肯定しています。
確かに、尻がデカイヤマトとは異なる重量感を感じるシルエットです。
こっちもロングアングルから絵を撮影しています。正面から共々まだ近い方なので
丸み不足に見えるかもしれませんが画質を考えるとこの辺が一杯一杯かな? 
デジタルズームだと物凄く荒くなるんで、家のデジカメ。



新生ヤマト製作

(撮影順序の関係で主砲とパルスレーザーは順番が反転しています)

 主砲。見ての通り形状を修正し今までの旧ヤマト仕様から新生ヤマトと同じような形状に修正。
砲室の横側を一直線にして長方形っぽくして測距儀の位置を前進、
砲室と繋がっているフレーム部分を削って形状を変えてレンズ部分の後ろをボリュームアップ。
主砲はちゃんと干渉なく旋回可能です。Vol.2であった参戦章は作業の関係上オミットされて元の状態に。
機会があれば追加します。



新生ヤマト製作

 対空機銃。司令塔根本の四連装を除いて全て旧1/700の物に置き換えてロングバレルに。
元々復活篇仕様の対空機銃はロングバレルなのでこれで正解と言えるでしょう。
ディアゴでは「収束率向上と射程延長のため」という解釈が書かれていましたがこんなに長いと銃身がブレそう。
元々精密射撃をするよりは撃ちまくって弾幕を形成する用途ですからぶれた方が弾道を読まれ難くて良いのかな? 
見えないですが艦橋後方、展望室の下側にある対空機銃にもバレルをつけています。
 ちなみにこの写真のヤマトの色が一番肉眼で見た時に近いと思います(ちと明るいですけど)。
実物は蛍光灯の下では結構濃くて、緑にも見えるくらいです。
しかし、明かりが微妙に違うだけでグレーになったりとか結構表情が変わって来るもんですね。



新生ヤマト製作

 航空灯って言うのですか? 艦橋のウィングの端に劇中通り右が緑、左が赤の電飾を塗装で表現。
正直疎いので色違いの意味が良くわからんのですが、印象的だったので追加処理。

<どら親父追記:この場合は翼端灯。目的は相手に進行方向を知らせる為のものです。
例えば赤色だけが見えたら左翼がこっちを向いているので、進行方向は自分からみて左となります。
飛行機はバックしないから。バックするのは映画ホットショットの中だけですね
発祥は船の航行灯から。〉



新生ヤマト製作

 「全砲門、左舷へ!」アングルと主砲の角度をつけてみました。そんだけっす。



新生ヤマト製作

 彫り直した艦首ミサイル。
形状はテンプレ作って彫ったので前後左右彫った時に生じる個体差を除いて全部同じ(テンプレは今回新調しました)。
何度も彫り直しているのでニードルが流れないようにするのが一番大変。左舷のみ、
艦体分割線の位置ズレ等が原因で1mm以上も右舷に比べて下がっていたので完成後に彫り直しています。
結構骨でした。そのおかげで塗装の質感が他の部分と違うのですが、
エナメルで強引になじませたので目立ってませんね。



新生ヤマト製作

 ヤマト、地球へ。希望の艦は何処まで行っても希望の艦でした。



 撮影はしませんでしたがカタパルトも外に2mm程移動しています。
また、全体が黒っぽいのはエナメルで墨入れした際に全体を汚してしまったから。
とはいえ、この黒光りが気に入ったので半分意図してやりましたけどね。
今回艦体色は作り直したのですがこの処理のおかげで以前と大差ない状態に落ち着きました。


 配合は非常に適当で、ニュートラルグレーとブルーを同じくらいの量混ぜて黒を1/3位投下して,
クリアブルーを黒と同じくらい投下してフラットベースで艶を消した物を使用しました。
が、フラットベースが多過ぎたのか乾いた後白いくなってしまう部分が出てしまったりで結構塗装が大変でした。
今後使う時は相当溶剤で薄めて使用します。折角艶消してもエナメルの溶剤でテカッてるので意味無いでんがな。
しかし艶ありのまま使うとどうも私は指紋を残してしまうので絶対に艶消ししないと不味いんですよね。
どうにも昔っからそうなんです。乾燥後でもべったりと指紋が付いて落ちなくて。
そう言えば、中学の時の電気の授業で触れた基盤のパターンがすぐに錆び付いててなぁ。



 1/100のGファルコンDXはしばらく様子見状態なので停止中。
いや、HGAWをはじめとするアナザーガンダムのHG1/144シリーズが開始したので同機体が
ラインナップされる可能性が生まれたので。正直な話、1/144の方が塗装や加工が小さい分大変ですが、
動かしやすく収納スペースの確保も容易なので今後の主流コレクションにと目論んでいるのでして。
早く出ないかなぁ〜。
最低でも9月までHG○○シリーズ新作が発売されないのはほぼ確定してるけど。
って言うか新ジャンルを事実上開拓したならもっとハキハキと出せよコラッ、間が持たないんじゃ!

 1/100のボリューム感も好きなんだけど最近物価が高いしパーツが増えて組み立てが複雑、
というか好きな機体が幸いな事主役機に偏ってるから良い物の、
MSV的な機体に関しては1/100のラインナップに無いって言うか、
やっぱりガンプラってスタンダードラインナップが1/144だから1/100が微妙って言うか。
ヤマトと違って人型でパーツも分割されてるからスクラッチするのって結構大変なんすよ。

 そのヤマトもガレキとはいえ復活篇が発表され旧ヤマトとはいえ超合金魂での商品化も決定しにわかに活気が。
負けるなヤマト! 我らが青春の艦よ!



 最近文章にも面白さが欲しいかな? って思ってはっちゃけて書いてるんですけどウザいですか?



 戻る TOP  
inserted by FC2 system